【やさしい版】ネット証券が止まった日
ニュースを一言でいうと
2024年10月13日、ネット証券の会社で、株の売買が全部できなくなるという出来事があったんだ。「証券会社」っていうのはね、株を買ったり売ったりするお手伝いをしてくれる会社のことだよ。この会社では、日本の会社の株ぜんぶと、ETFっていう投資の商品ぜんぶが、その日は取引できなくなっちゃったんだ。理由は、その証券会社が裏側でつながっている別の大きな証券会社のシステムに問題が起きたから。自分の会社は元気でも、つながっている相手が止まると、自分も止まっちゃう。そんなことが起きたんだよね。
なぜ① 自分のところは元気なのに、なぜ止まっちゃうの?
株を売ったり買ったりするって、実はすごく複雑な仕組みで動いているんだ。ネット証券の会社は、お客さんから「この株を買いたい!」っていう注文を受け取るよね。でもその会社だけでは、実際の株のやりとりを全部やることができないんだ。だから、裏側で大きな証券会社とつながっていて、その会社に「代わりに処理してください」ってお願いしているんだよ。今回は、つながっている相手の会社のシステムが動かなくなっちゃった。だから、注文を受け取っても、それを処理してもらえなくなったんだよね。
たとえば① 学校の給食の注文システム
学校で給食を食べるとき、君たちは教室で「明日は牛乳あり」とか「パンに変更」とか注文するよね。先生がその注文を集めて、給食室に伝える。給食室では、その情報をもとに、朝早くから料理を作ったりパンを準備したりしてくれる。ある日、学校の給食室の大きな冷蔵庫が壊れちゃったとしよう。冷蔵庫が動かないと、食材が傷んじゃうから、その日の給食は作れない。教室では先生がちゃんと注文を集めている。クラスのみんなも元気だ。でも、給食室が動かないから、結局その日は給食が出せないんだ。先生は「ごめんね、今日は給食がありません」って連絡するしかない。教室のシステムは元気でも、給食室という「つながっている相手」が止まると、給食という「サービス」が止まっちゃう。証券会社も同じなんだよ。
たとえば② 町のケーキ屋さんと工場
町に小さなケーキ屋さんがあるとしよう。このお店は、自分のところではケーキの飾りつけだけをやっているんだ。スポンジやクリームは、大きな工場に作ってもらって、毎朝トラックで届けてもらっている。お店の人は朝来て、お客さんからの注文を受け付ける。「誕生日ケーキ、イチゴで」「チョコレートケーキ2個」って、ちゃんと聞いている。でもある日、工場の機械が故障して、スポンジが焼けなくなっちゃった。トラックは空っぽで来た。お店のオーブンも冷蔵庫も元気だし、店員さんもやる気まんまんだ。でも、肝心のスポンジがないから、ケーキが作れない。お客さんが来ても、「申し訳ありません、今日はケーキが作れないんです」って言うしかない。お店は悪くないのに、工場という「つながっている相手」が止まったせいで、お店も止まっちゃうんだ。今回の証券会社も、まさにこの状態だったんだよ。
なぜ② そもそも、なんで別の会社に頼んでいるの?
じゃあ、そもそもなんで自分の会社だけで全部やらないんだろう?それは、株の取引ってものすごくお金も時間もかかる仕事だからなんだ。株を売ったり買ったりするには、ちゃんと「この人は本当にお金を持っているか」を確認しないといけない。それから、「この株は本当に売っていいものか」も調べないといけない。さらに、取引が終わったあとに「ちゃんとお金と株が交換されたか」を記録する仕組みも必要なんだ。こういうのを全部自分でやろうとすると、大きなコンピューターや、それを管理する人がたくさん必要になる。小さな会社や、ネットだけでやっている会社には、そこまでのお金や人がいないんだよね。だから、「うちはお客さんの注文を受け付けるところだけやります。裏の難しい処理は、大きな会社にお願いします」っていう分担をしているんだ。
たとえば① 家のインターネット
君の家にインターネットがあるよね。スマホやパソコンで動画を見たり、ゲームをしたりできる。でも、その電波はどこから来ているか知ってる?家の中にはルーターっていう小さな機械があるけど、その先は、電柱の線を通って、もっと大きな会社の設備につながっているんだ。その大きな設備が、世界中のサーバーとつながって、動画のデータを持ってきてくれる。もし君の家が「全部自分でやる!」って言ったら、どうなるだろう。世界中にサーバーを置いて、海の底にケーブルを引いて、人工衛星を打ち上げて…なんてことをしないといけない。そんなのお金がかかりすぎて無理だよね。だから、家はルーターだけ置いて、あとは通信会社にお願いする。そのほうがずっと安いし、便利なんだ。証券会社も同じで、「ぜんぶ自分で」は大変すぎるから、得意な会社に頼んでいるんだよ。
たとえば② 学校の先生と教育委員会
学校の先生は、毎日授業をしたり、テストの丸つけをしたりしているよね。でも、教科書を作ったり、テストの問題を全国で集めたり、成績を国に報告したりするのは、先生だけではできない。教育委員会とか、もっと大きな組織が裏でやってくれているんだ。先生は「教える」という仕事に集中して、他の難しいことは別の専門家に任せている。もし先生が「教科書も自分で書く!成績管理のシステムも自分で作る!」ってやろうとしたら、授業する時間がなくなっちゃう。だから、役割を分けているんだ。証券会社も、「お客さんと話す」ところと、「株の処理をする」ところで役割が分かれている。でも、その分、どっちかが止まると全体が止まるリスクもあるんだよね。
数字を身近にしてみると
日本には、株を持っている人が約2,000万人いると言われているんだ。1日に取引される株の金額は、全部合わせると何兆円にもなるんだよ。もし君のおこづかいが1か月500円だとして、その500円を株に使うとしよう。朝、「今日買おう!」って決めたのに、取引が止まっていて買えなかった。次の日になったら、その株の値段が550円に上がっちゃった。もう買えない。たった50円の差だけど、君にとっては大きいよね。おこづかい500円の10分の1だもん。株を買いたかった大人たちも、同じように「うわー、タイミング逃した!」ってがっかりしたんだ。※金額はイメージだよ。給食が1食300円だとしよう。株の値段が1日で30円変わることは、よくあるんだ。これは給食費の10分の1だね。100株持っていたら、30円×100で3,000円の差になる。3,000円あったら、給食10回ぶん食べられる。「たった1日取引できなかっただけで、給食10回ぶんの差が出ちゃった!」そう考えると、取引が止まることがどれだけ大きいか分かるよね。※金額はイメージだよ。
じゃあ、うちはどうする?
今回のニュースから、「つながり」について家族で考えてみよう。
- うちで使っているサービス(スマホ、インターネット、銀行アプリなど)も、裏側でいろんな会社がつながっているかもしれない。もし止まったらどうするか、話し合ってみよう。
- 「便利だけど、たまに止まるかも」っていうサービスと、「ちょっと不便だけど、自分で全部管理できる」やり方、どっちがいいと思う?家族の考えを聞いてみよう。
- お金や大事な情報を預けるサービスを選ぶとき、何を基準にするか。安さ?信頼?それとも他のこと?家族の価値観を確かめてみよう。
※本記事はAIがNHKニュース 経済の公開情報を元に要約・解説したものです。正確な情報は元記事をご確認ください。