【やさしい版】アメリカと世界の貿易ルール
ニュースを一言でいうと
アメリカのグリア通商代表という人が、WTO(世界貿易機関)のことを「透明性が全くない」と強く批判したんだ。WTOっていうのはね、世界中の国が貿易(輸出や輸入)のルールを決める場所のことだよ。グリアさんは、アメリカが他の国から入ってくる品物に関税(税金)をかけるのは正しいことだ、と主張しているんだ。つまり、アメリカは「今の世界のルールではうまくいかないから、自分たちで決める」と言っているんだね。
なぜ① 輸入する会社がこまる
アメリカが関税を自由にかけると、外国から品物を仕入れている会社はこまるんだ。関税が上がると、仕入れる値段も上がるからね。そうすると、お店の人はどうするだろう? 値段を上げるか、利益を減らすか、どちらかを選ばないといけなくなるよ。
たとえば① おもちゃ屋さんの仕入れ
町のおもちゃ屋さんを想像してみて。このお店は、アジアの国からロボットのおもちゃを仕入れているんだ。今までは1個500円だったのに、関税が上がって1個700円になってしまった。お店の人は考えるよ。「700円で仕入れて800円で売っても、利益は100円しかない。これじゃあ儲けが少なすぎる」って。だから値段を1,000円に上げることにした。すると、お客さんは「高いなあ」と言って買わなくなる。おもちゃが売れなくなると、お店の人は次の仕入れを減らすかもしれないね。こうやって、関税の変化はお店の商売にも影響するんだ。
たとえば② スマホの部品を作る工場
日本には、スマホの部品を作ってアメリカに輸出している工場があるよ。もしアメリカが日本の部品に高い関税をかけたら、アメリカのスマホ会社は「日本の部品は高すぎる。別の国から買おう」と考えるかもしれない。すると、日本の工場は注文が減って、働く人の仕事も減ってしまう。工場の社長さんは「新しい機械を買うのはやめよう」と決めるかもしれない。機械を作る会社にも影響が出るし、働く人の給料が減ると、その家族の暮らしにも響いてくるんだ。
なぜ② アメリカ国内の会社はうれしい
逆に、アメリカ国内で品物を作っている会社はうれしいんだ。関税が上がると、外国の品物が高くなるから、自分たちの品物が売れやすくなるからね。「国内の産業を守るため」というのが、グリアさんの考えなんだよ。
たとえば① アメリカの鉄を作る会社
アメリカには、鉄を作る工場があるよ。外国から安い鉄がたくさん入ってくると、アメリカの工場は「うちの鉄は高いから売れない」とこまってしまう。でも、関税がかかって外国の鉄が高くなれば、「それなら、アメリカの鉄を買おう」というお客さんが増えるんだ。工場は注文が増えて、新しく人を雇ったり、設備を増やしたりできる。働く人が増えれば、その町全体も元気になるよね。
たとえば② 農家さんの野菜
アメリカの農家さんも同じだよ。外国から安い野菜が入ってくると、自分たちの野菜が売れなくてこまる。でも関税がかかれば、スーパーは「アメリカの農家さんから買おう」と考えるんだ。農家さんは収入が増えて、新しいトラクターを買ったり、畑を広げたりできるかもしれない。こうやって、関税は国内の生産者を助ける役割もあるんだね。
数字を身近にしてみると
関税が1%上がると、1億円の品物なら100万円、税金が増えることになるよ。たとえば、ある会社が100万円ぶんの品物を輸入していたら、関税が10%上がると10万円も余計に払うことになるんだ。※金額はイメージだよ。
10万円っていうのは、コンビニのおにぎり1個130円だとすると、約770個ぶんだよ。会社にとっては大きな負担だし、その分を商品の値段に上乗せすれば、私たち買う人も高く払うことになるんだね。
じゃあ、うちはどうする?
世界のルールが変わると、うちの買い物や仕事にも関係してくるかもしれないよ。
- 家で使っているもので「外国から来ているもの」はどれか、ラベルを見てみよう。どの国が多いかな?
- もし外国の品物が高くなったら、「日本の品物に変える」「がまんして買う」「別のもので代用する」のどれを選ぶか、家族で話してみよう。
※本記事はAIが朝日新聞 経済の公開情報を元に要約・解説したものです。正確な情報は元記事をご確認ください。